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zoom RSS 芳醇ワインの届け物

<<   作成日時 : 2007/12/08 00:33   >>

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2007年11月29日 22:10
Mizuhoシャード Tブリテイン

 ワインの製造業を営むおじいさんが、荷馬に大量のワインを積んでブリテインへとやってきました。

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 彼の名前はプレスコット。
 今年は良いワインがたくさんできたんだそうで、高笑いをしてやってきた。
 しかし毎年ワインはべスパーまで輸送していたそうなのだけど、今年はトリンシックの酒場まで運ばなければいけなくなって困っていたらしい。
 その話を聞いていた僕や、リアルでワイン業を営んでいるという女性とその友人の犬さんはトリンシックまでの道案内を引き受けた。

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 だが困ったことがもう一つ。
 毎年ワインを輸送しているときに、そのワインを付け狙って様々な輩が襲い掛かってくるらしい。その追いはぎからの荷馬の護衛も頼みたいのだそうだ。
 最悪、荷馬を死なせてしまってはワインの輸送もできず、おじいさんの今後にも影響が出るため、それだけは護らなければならない。

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 ある程度人も集まり、トリンシックへと出発しました。

 「ゲートとかいうのは使ってはならぬ!あれをくぐるとワインの味が落ちる…気がする」と言い張るおじいさんと共に、トリンシックまで荷馬をひいて歩いていきます。
 しかしそんな悠長な旅もつかの間。ブリテインのムーンゲートに近づいた辺りからぞくぞくと襲撃を迎え始めました。

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 始めはネズミの大群に始まり、オークとエティンの昔ながらの編成隊、ヘビにハーピーなどなど…。

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 敵の数もだんだんと増えていき、荷馬をかばいきれず攻撃されてしまうようになってきた。
 そして橋を渡ったところで最大のピンチを迎える。

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 ものすごい数のオークを捌ききれず、荷馬の体力バーがほとんど真っ赤になってしまったのだ。
 すぐに獣医を含めた集中治療が行われ、一命を取り留める。危なかった…。


 休憩を挟んでしばらく進むと、倒木の上に一人の男が座っていた。

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 プレスコットがクインと呼んだその男は、毎年おじいさんのワインを狙って襲い掛かっている盗賊でした。
「やだなぁじいさん。いっつも快くくれてるじゃねぇか」
「くれてるんじゃないわい!お前達が奪っていくのじゃろうが!」
 ひとしきり喋ったクインは、私達に子分たちをけしかけてきた。

「へっへっへ。
ほーれほれ。さっさとうばいやが・・・・れ・・?」
 しかし大量のブリガンドも冒険者達の前にかるーくいなされてしまう。
「く、くそっ。こうなったら…!」
 クインがハルバードを構える。

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 ハルバード放り投げ、土下座
 あまりの変わり身の早さに全員が不振がる。
 なおも弁明を続けるクインに、プレスコットは多数決をとることにした。

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 結果は4対多数で否決。
 それでもすがるクインに、プレスコットは本意であるならワイン工房で働かせてもいいが、と発言すると…。
 リアルでワイン業を営む女性から一言。
「ワイン造るのって、20時間労働だぞ」
 す、すごい。リアルな発言だ…。
「季節になるとね」
「そんな大変なものを、今まで自主的にもらっていたのか…」
「盗んでたんでしょ」

 プレスコットが荷馬から1本のワインを取り出した。
「それならクインよ。わしが作ったワインを試飲してみろ」
「へ?」

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 プレスコットはクインにワインを試飲させる。
 いままで奪ってきたワインも粗末に飲んでいなかったのなら、あるいは…?
 それからプレスコットは、ワイン業を営んでいる方にも試飲を勧めて飲み比べをさせるのであった。

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 果たして彼女の感想は?
*ヒック*
「ああ・・・。
青草の香りに
さくらんぼうが
見え隠れしてる」

「ほう・・・さすがじゃな」
「ちょっとピーマンぽい香りも・・・」
「むう?苦味があるということか?」
「カベルネソービニヨン主体!
タンニンが
すばらしい!
じっくりと広がる。
小樽で最後に仕上げましたね」

「そうじゃよ!よくわかったのうお嬢さん!さすがじゃ」
 …らしいですよ奥さん!

 続いてプレスコットがクインを促す。
「く、こうなったら、やってやらぁ!」
 そう言って一気にワインを飲み干すクイン。味わかるのか…?
*ヒック*
「えーと…(青草の香りに、錯乱・・・棒?なんだっけ?)」
「ふぉっふぉっふぉ。無理するなクインよ。わしは目の前でワインを飲み干す輩が大好きじゃ」
 プレスコットが愉快に笑っていると、クインがポツリとつぶやきます。
「なぁ、ひょっとして今年って、豊作だったのか?」
「…そうだが、それがどうしたというんじゃ?」
「いや、なんか味がいつもと違う気がしてさ」
「ほう・・・」
 どうやら少しは見込みがあるらしい。

「しかしなクインよ。自分で稼いだ金で買ったワインは、ひときわうまいんじゃぞ?
これからわしと冒険者のみなさんはトリンシックまで向かう。
お前もついて来い!」
 驚くクインだったが、周りのみんなの賛同も得て、一緒にトリンシックへと向かうことになった。

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 しかしその道中もまだまだ敵は沸く。

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 ハルバードをいままでの決別の意味で放り捨ててきたクインは丸腰でなにもできず、私達の先を行っては「異常なーし!」と叫んでいた。
 しばらくしてやっとトリンシックへとたどり着く。揚々と酒場へ向かうプレスコットたち。
しかし、クインだけは門の前で立ち止まっていた。

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 クインはガードを恐れて中に入るのを躊躇していた。
 しかしまたここで逃げ出しては、前の生活に逆戻りだろう。
 クインは勇気を出して街の中へと歩みだした。

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 酒場ではみんなが待っていた。
「どうした?」と尋ねるプレスコットに、後から来た人は「ちょっとまよってただけ」と答える。
 プレスコットは約束どおりみんなにワインをおごった。
「クインよ。わしの工房は知っておるな?」
「あ、あぁ。前に偵察に行ったことも…あ、いや」
「待っておるからな」
 そう言うとプレスコットは宿屋へと去っていく。

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 残ったクインも、部下達の弔いを済ませてプレスコットの工房へと赴くために去っていったのでした。

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